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どこかに旅に行きたいな…


by benqiao
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旅のメモ帳(10/11③ 台湾阿嬤に油飯を教わる)

前夜の掌櫃で、hachiさんがハマッた油飯。
日本でも食べた~い!!というご要望に応えて、
ご飯にかけるタレを探しに、淡水駅からそのまま24時間営業の家福樂へ向かいました。
22:30過ぎなのに、お客様がたくさんいます。
早朝にきたときに比べるとずっと多いなぁ。



行ったのは家福樂 桂林店
西門町の駅から5・6分です。
ここの調味料売り場やレトルト食品売り場、お肉売り場などで、
「タレ」を探しましたがそれらしきものが見つからない(泣)
こんなにたくさんの商品があるのになぁ。

hachiさんは携帯を取り出し、「この画像を見せてお店の人に訊いてみて」とおっしゃいましたが、
店員さんが近くに見当たらないので、「料理してそうなおばちゃんのお客さん」を捕まえることにしました。
醤油売り場で品定めしていた推定50代のおばちゃんに近づき、尋ねる。
「不好意思,打擾你。我們想要做油飯。你知不知道這個醬是什麼?」
おばちゃんは思いっきり怪訝な顔。「你們要做油飯?」
必死に写真をさしつつ繰り返す。「對,對。所以我們要買這個醬。」
おばちゃんはキョロキョロとあたりをみわまし、推定70代のおばちゃんに話しかける。
「この子達、油飯を作りたいんだって。作り方教えてやって。」(ときっといったんだろう。台語)
おそらくこの時点で「出来合いのタレ」を買いたかったワレラの意図はどこかへ吹き飛ばされた。

いきなりおかしな日本女子2人をおしつけられたおばちゃん、それでも親切に教えてくれました。
材料をおしえてくれるのですが、いまいち知らないものの名前ということとおばちゃんの訛りについていけず。
????をいっぱい顔に浮かべていたら、「青菜売り場に行こう」というので自分の勘違いに気がつく。
そうか、おばちゃんが言っているのは調味料の名前ぢゃないのね。

結局、コレコレとばかりに「紅葱頭」を見せられた。「紅葱頭」の前でほかの材料も教えてもらう。
で教えてくれた材料は
紅葱頭、香菇干、豬肉、五香粉、醬油、鹽、●米(←コレが何のことか分からないでいたらおばちゃんが注音で書いてくれた。)デシタ。
出来合いのタレなんていうものはないんだろう、とその場ではなんとなく納得してたんですけど、
おばちゃんが教えてくれた作り方はかなり適当で「全部入れて炒めれば差不多」というかんじだったので、日本に帰ってきてメモを見返していたら、やっぱりなんだかコレであのタレができるような気がしない。
で、いろいろ調べてみた。

おばちゃんがかなり適当に説明していたのはこっちの油飯 →http://claireskitchen.blogspot.com/2007/04/taiwanese-sticky-rice
おばちゃんが書いてた「●米」は「蝦米」(干し蝦)だったのではないかしら。
でもってワレラが欲していたのは「猪油飯」=豚の脂身を刻んでご飯の上に乗せ、お醤油をかけてご飯と混ぜ合わせて食べるもの、っつーことなんぢゃないかな~。これなら貧しい時代のご馳走だったって話もうなずける。

まあ、この際なんでもいいや、楽しかったよおばちゃん。ありがとう。
今回の旅最終盤にまたほっこりよい記憶をもらいました。

最後の夜は、これでおしまい。終電間近のMRTに乗って帰りました。25:00前に就寝。
翌日朝10:00発の飛行機で日本に帰りました。
今回も楽しかった。ご一緒したみなさんありがとうございました。
by benqiao | 2009-10-19 22:30 |